当社は山形県西村山郡朝日町にございます。耕作放棄地の問題は地域の課題で年々増加傾向にあります。耕作放棄地の再生事業を通じて、その土地の可能性を最大限に引き出すことで、地域経済の活性化、生物多様性の保護、そして持続可能な農業・食料生産への道を築いていく事に貢献していきたいと考えております。
当社では、赤蕎麦だけでなく米作(はえぬき)も行っております。また。赤蕎麦の栽培により再生された土地では今後野菜づくりなども行っていく予定です。これらの作物は一般流通ではなく、グループ会社が運営する障がい者福祉施設に提供しており、グループ内で良い循環を作っております。
「耕作放棄地」とは、さまざまな理由から農地としての利用が停止され、放置されている土地のことを指します。
後継者不足や高齢による農業からの撤退、他の業種に転職、都市部への移住など、理由は様々です。農地が放置されることで、地域の景観が悪化し観光地としての魅力が低下したり、また長期間耕作が行われない土地は土壌の肥沃性が低下するため、将来的に農地として利用しにくくなる等の問題点が発生します。
特に山間部や過疎地での耕作放棄地の増加が問題となっていますが、当社では持続可能な農業や地域社会の再生に向けた取り組みとして、耕作放棄地再生事業を行っています。