Takane Ruby 赤蕎麦の栽培 赤い蕎麦とは? 長野県を中心に、高嶺ルビーはタカノ株式会社と信州大学名誉教授の氏原暉男(うじはらあきお)氏が共同開発したソバの品種になります。 ルーツは標高3,750mヒマラヤ山脈麓に咲いていた‟赤い花を咲かせるソバ“にあります。 厳しい自然環境から身を守るために、「アントシアニン」という‟赤色のポリフェノール”を蓄えていました。 このポリフェノールが花を赤くさせることになるのです。 ※アントシアニンはポリフェノールの一種 赤い蕎麦づくり 山形県は蕎麦処として大変有名な地域です。県内でもソバ品種「最上早生」「でわかおり」など白い花を咲かせ、秋に収穫しています。そんな中、赤い花を咲かせるそば品種があることを耳にしました。「赤い花畑ができたら、それはもう綺麗であろう」と。赤そばは今までのソバ品種より1ヶ月程度遅い種まき、11月の刈取になります。地域の課題で年々増加傾向にある「耕作放棄地」を利活用することを目標に作付けをしています。もともとソバ品種自体、多くの栄養分を必要とせず、痩せた土地でも作付けができます。ただし、ソバは雨や湿度に大変弱いため、排水対策をしなければなりません。地域課題の解決をお手伝いできるよう、また、再び耕作放棄地に戻ることの無いように株式会社を設立し運営していきます。 赤い蕎麦を味わう もともと山形県民は蕎麦屋、ラーメン屋が身近にある土地柄です。この赤そばの風味は今までよりも香り豊かであること、蕎麦好きにはたまらない一品です。‟ざるそば“がおすすめでしょう。山形の冷たい肉蕎麦も有名ですが、どっぷりと汁に浸ってはせっかくの風味が損ねてしまいます。ざる蕎麦一点で決まりでしょう。蕎麦屋によっては相盛として、今までの白い花からの蕎麦と赤蕎麦を食べ比べるのも良いでしょう。